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【滝村雅晴のパパ料理のススメ】(20)アオリイカ釣りから学ぶ

釣り上げたアオリイカ
釣り上げたアオリイカ

 昨年に続き、三重県尾鷲市にアオリイカを釣りに行った。案内役は大学の同級生で三重県に住む平子順一君。アオリイカ釣り歴23年の大ベテラン。同じく同級生の太刀魚(たちうお)釣り歴20年超の貴志充隆君も和歌山県から駆けつけた。

 日の出前の朝6時に尾鷲の九鬼漁港の渡し船屋に集合。心地よい寒さの中、平子君お薦めの筏(いかだ)に向けて出港。大きく入り組んだ港から船が出ると、またたく間に海と空に囲まれた。アオリイカは関東以南から沖縄まで、水温がおおむね15度以上の水質が良く、潮通しのよい所で釣れる。

 尾鷲は水深が深く、水温が安定しているのでよく釣れるとのこと。「ルアーをいかに本物のエビのように見せるかの攻防。かかったときに驚くほどの逆噴射の抵抗をみせるなど、ハラハラドキドキ感が楽しい。何より食べておいしく、冷凍後も刺し身で味わえる」と平子君。

 彼の教えの通り竿(さお)をしゃくっていると貴志君が見事に1匹目を釣り上げた。が、スカリ(網)に穴が開いて逃してしまう大失態。

 実はアオリイカは以前より釣れなくなったらしい。温暖化で全国的にアオリイカの産卵床になるホンダワラなどの海藻が減少しているのが原因だとか。そこで尾鷲市は間伐材を海底に沈めて人工産卵床を作るなど、水産資源の保護に積極的に取り組んだ。資源保護と間伐材の有効利用が一石二鳥で解決できる画期的な取り組みだ。

 それが釣果に表れたようだ。釣れたアオリイカを筏の上で捌(さば)いて食べながら平子君が教えてくれた。なぜ釣れるのか。ストーリーを聞きながら釣った魚を食べるのが大好きだ。そして尾鷲の海も好きになった。(パパ料理研究家)

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