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コンビニ、「読者」呼び込む 新書創刊/書棚を設置/書店一体型店舗

 書籍専用の棚がある店を続々と増やしているのはローソンだ。通常の店舗でも10~20点程度の書籍が扱われているが、書籍専用の棚がある店舗ではバリエーションが大幅に増え、100点前後がそろう。

 売れ筋が厳選されており、表紙を見せて陳列されているのが特徴だ。平成26年から一部店舗で始まった試みだが、書籍の売り上げが未導入店に比べて倍以上に伸びるとあって、現在は設置店舗が約4500店まで増加した。

 同社広報担当者は「特に、書店の減少が著しい地方では、ネットで買えないと悩むシニアや、現物を見てから買いたいという人はまだ多い。ローソンが書店に代わる受け皿として認知されてきた」と話す。

 現在、導入店舗で書籍を買っているのは女性やシニアが中心だが、立地条件の良いコンビニでは、本に興味がなかった人の目にも留まる可能性が高い。「近くのローソンで本が買えると喜ばれることも多い。今後も書籍専用棚の導入店舗は増やす方針」(広報担当者)という。

 ◆利便性+文化発信機能

 ファミリーマートが力を入れているのは、コンビニと書店が一体になった店舗だ。コンビニの利便性に書店の文化発信機能を加えることで、より集客力の高い店舗を目指すという。現在書店一体型店舗は全国に20店程度あり、いずれも「書店とコンビニが一緒になっていて便利」と好評だ。

 ファミリーマート積文館書店三日月店(佐賀県小城市)は、書店との一体型店舗として昨年オープン。24時間営業で、コンビニ部分と書店部分に仕切りはなく、イートインスペースなども備える。レジも共通で、コーヒーや弁当と一緒に、気軽に本を手にすることが可能だ。同社広報担当者は「一体型店舗の書籍の売り上げは好調。今後も地域に密着し、便利で居心地のよい空間を提供していく」と話している。(加藤聖子)

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