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【話の肖像画】女子柔道金メダリスト・谷亮子(44)(8)産み育む力で世界一

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夫でプロ野球選手の佳知さんと。長男、佳亮(よしあき)ちゃんを抱きながら出産退院報告 
夫でプロ野球選手の佳知さんと。長男、佳亮(よしあき)ちゃんを抱きながら出産退院報告 

 〈競技者として全ての経験を手にしたかに見えたが、そうではなかった。母になっての現役続行だ。2005(平成17)年6月に妊娠を公表し、同年9月の世界選手権代表を辞退。年末に長男を出産した。新たな、そして最も難しい挑戦が始まった〉

 北京五輪に出るなら「今しかない」と思ったのが05年です。出産を経験して、さらに次を目指すには。「ママでも金」は素直な気持ちでした。結婚して谷亮子で大会に出たことがまず驚かれ、出産して現役復帰したことにまた驚かれました。誰もやり方が分からない。だけど、私の中では10代でできなかったことが20代でできた、20代でできなかったことが30代でできた。そんな経験を重ねてきたので、考えるよりも前に突き進んでいくだけでした。出産直後は体重が10キロくらい増えていたので、絞るのは至難の業でした。すぐに取り組んだのが、ぐらぐらする骨盤のカイロプラクティックでの矯正でした。アスリート体形に戻すにも正しいやり方があるので、そこは後進に伝えられると思います。代表に復帰しても、当時のコーチ陣の先生方はみんな男性。出産を経た選手、育児中の選手と接するのは皆さん初めての経験でした。赤ちゃんを合宿に連れてきていいのか、アスリートの体形を作る上で母乳をあげていいのか、考えることも多くて。合宿地に母を呼んで、選手宿舎と別のホテルに泊まってもらいました。午前の練習が終わって、他の選手が仮眠している時間に、私は母乳をあげて、寝ずに午後の練習に参加。大変といえば大変です。でも、できました。

 〈ママアスリートとして初めて世界の舞台に立った07年の世界選手権リオデジャネイロ大会。本番では各国の有力選手を全て退け、7度目の世界一になった。「ママでも金」を果たした〉

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