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“国宝”をさわろう! 銀座で子供のユニーク美術鑑賞会

 風神雷神図屏風(びょうぶ)などの国宝のレプリカを、本物そっくりの雰囲気の中で“べたべた”触りながら鑑賞する-。そんなユニークな体験型美術イベント「国宝をべたべたさわろう」(キッズM、小林美術科学主催、東京都中央区教育委員会後援)が、同区銀座の区立泰明小学校で開かれ、参加した小学生らが楽しみながら日本の伝統美術とふれ合った。

 17日に開かれたこのイベントは、レプリカとはいえ国宝に直接手で触り、子供たちの発想力や想像力を伸ばすのが狙い。小学生と保護者の計約200人が参加し、小学生12人がイベントスタッフを務め、子供の視線から日本美術の魅力を探った。

 風神雷神図屏風のレプリカは、江戸時代に制作された当時の色彩をデジタルで復元。日が当たらない暗がりで、ろうそく型のペンライトで鑑賞するようになっている。自分が照らした光に雷神の顔が浮かび上がると、子供たちからは「あっ、おばけ」「すごい」などの声も。小1の谷内貴紀君(6)は「少しこわかったけど面白かった」と興味津々の様子だった。

 このほか、寝転びながら壁画を鑑賞するミニチュアの「高松塚古墳」や、参加者自身が広げたり巻き取ったりする絵巻物の「年中行事絵巻」などを展示。スタッフとして案内係などを務めた小4の宇野茉伽奈さん(9)は「みんなに喜んでもらえてよかった。私も勉強になりました」と笑顔で話した。

 文化庁によると、国宝に指定されている美術工芸品は893件、建造物は227件あるが、所有者の代替わりなどで保管状態が悪化し、破損などの懸念があるという。イベントを主催するキッズMの熊本尚子代表理事は「大切な文化を継承するうえでも、子供たちの感性を伸ばしてあげたい」と話している。

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