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【話の肖像画】女子柔道金メダリスト・谷亮子(44)(6) 「ヤワラちゃん」の肖像権

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小学6年生のときに全国大会で優勝。125センチ、26キロとひときわ小柄ながら、先鋒として10戦10勝と大活躍だった (c)Ryoko
小学6年生のときに全国大会で優勝。125センチ、26キロとひときわ小柄ながら、先鋒として10戦10勝と大活躍だった (c)Ryoko

 〈自由な商業活動で対価を得るプロのアスリートは、今でこそ珍しくない。以前は日本オリンピック委員会(JOC)が選手の肖像権を管理し、協賛企業に独占的に使用を認めていた〉

 現役中、競技に集中するだけではなく、肖像権の問題がありました。私は平成4年からJOCの「がんばれ!ニッポン!」キャンペーンの対象選手になりました。肖像権は自分に帰属するのが当然だと思っていましたが、当時は、アマチュアスポーツ規定に沿う形で商業活動が制限されていたんです。このとき、私とJOCの間で肖像権が大きな課題となりました。田村選手の肖像権を預からせてほしい、田村選手が抜けてしまうとJOCの協賛企業が撤退するなどいろんな問題が起こりかねない-ということで、協力することになりました。

 〈昭和54年に始まったJOCの肖像権ビジネスは、約20年間で70億円の収益を生んだ。それらは各競技団体などに分配されていた〉

 私は当時、多くの協賛企業のCMなどに起用していただきました。「その収益を、全競技の選手や監督・コーチ、スタッフ、役員の五輪派遣費用などに充てている。協力をお願いしたい」というのがJOCの思いです。特に私の場合は、JOCからの依頼があったため、スポーツ界全体のことを考える必要がありましたし、スポーツ界への貢献が第一とも思っていたので、独自の肖像権管理は行わず、肖像権を預ける形で残留に及びました。その後、私とJOCの活動がさらに発展していくことになります。CMや広告出演、大会中継などの依頼に私は協力する形で応え、JOCもマーケティング活動を積極的に行い、互いに努力をしました。

 〈平成4年以降、「ヤワラちゃん」が出演したCMなどは49本。“CM女王”としてもスポーツ界全体に多大な貢献をしてきた〉

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