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国際交流基金賞受賞の谷川俊太郎さん 「飽きさせないよう 常に工夫」

国際交流基金賞を受けて喜びを語る詩人の谷川俊太郎さん
国際交流基金賞を受けて喜びを語る詩人の谷川俊太郎さん

 「自分は日本語しかできないのに、外国の方が私の詩を読んでくださるのがすごくうれしい。翻訳者の方々に感謝したい」。そう喜ぶのは、日本と海外の相互理解促進に貢献したとして第47回国際交流基金賞を受賞した詩人の谷川俊太郎さん(87)。7日に東京都内で行われた授賞式後に70年近い詩作の歩みを振り返った。

 戦後間もない昭和27年に第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行して以来、人間の普遍的な喜びや悲しみを平明でリズム感あふれる言葉でうたってきた。詩集は英語や中国語など二十数カ国語に翻訳され、作詞や脚本、絵本、童話など手がける表現ジャンルも幅広い。

 「原稿料や印税をもらう以外に生計(たつき)の道がなかったから書き続けざるを得なかったわけです。すごく幸運だったと思うし、読者を飽きさせないように工夫もしてきた。自分も飽きちゃうんで常に違う書き方を探していた」と振り返る。

 国語の教科書でおなじみの日本を代表する詩人だが、「教科書に載ると『偉い人だ』と子供たちが思ったりするんだけど、そういう存在にはなりたくなくて…。できれば道化役みたいなのになりたい」。人が笑ってくれるような表現を目指す。「今の世の中あんまり面白くなくて『詩を書くしかない』みたいな。年取ってきたら書くのが楽しくなってきてます」(海老沢類)

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