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【話題の本】子供らの熱望受け市販化 『あまがえるのかくれんぼ』たてのひろし作、かわしまはるこ絵

「あまがえるのかくれんぼ」
「あまがえるのかくれんぼ」

 アマガエルのラッタとチモ、アルノーが草むらでかくれんぼをしていると、ラッタの体の色がみるみる変わってきて…。生物画家のかわしまはるこさんが描く3匹は、のびのびと躍動感にあふれ、笑ったりドギマギしたりと表情も豊か。小さな生きものの成長物語が、水彩で繊細かつリアルに表現されている。

 世界文化社メディアプロモーション室の小野島健太さんによると、この絵本は当初、幼稚園などへの直販商品として一般書店に流通していなかったという。ところが、かわしまさんの地元、埼玉県飯能市の書店、丸善丸広百貨店飯能店で非売品として展示したところ、思わぬことが起きた。カエル好きの8歳の少年が「この本が欲しい!」と離さなくなったのだ。

 その後もこの本を欲しがる子が相次ぎ、同書店員の福島亮子さんは市販化を求めて400人以上の署名を集めたという。そんな熱い要望を受け世界文化社は今年5月、ハードカバーにして一般向けに発売した。「こういういきさつで絵本を刊行するのは初めて」(小野島さん)という。

 子供たちの素直な反応は確かだったようで、現在4刷1万部のヒットとなっている。(世界文化社・1200円+税)

 黒沢綾子

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