PR

ライフ ライフ

「大阪フグ」名物にしたいけど…稚魚放流作戦の成否は

東京湾は繁殖成功

 「サケのように元の海に帰る習性があるとは知らなかったが、いい取り組みだ。数が増えれば気軽に食べられるようになる」。料理人らでつくる一般社団法人「全日本ふぐ協会」(京都市)の大田晶子代表理事も取り組みに熱い視線を送っている。

 放流が始まって4年以上が経過。「そろそろ…」の期待もあるが、山中研究員は「ポツポツと水揚げはあるものの、なかなか難しい」。少ない漁獲の一部を放流魚が占めるようになったが、食べ頃サイズに育った個体ではないという。

 大阪では今ひとつ成果があがっていない稚魚放流。だが、東京湾や相模湾では効果が出ており、近年は自然繁殖した天然ものの水揚げが増加している。神奈川県によると、漁獲量は2トンを超えるようになっており、漁業関係者は「新たな特産魚になるのでは」と期待しているという。

 山中研究員は「あと2年、放流事業を続けることになっている。紀淡海峡の深場には、産卵に適した砂地混じりの場所もあり、大阪産のトラフグがとれるようになる可能性はゼロではない」と力を込めた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ