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「フィリップ・パレーノ展」 体験から引き出す新たな感覚

天井に設置された不思議なオブジェ「吹き出し(白)」(1997年)
天井に設置された不思議なオブジェ「吹き出し(白)」(1997年)
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漫画の吹き出し

 空間全体を使っているのも特徴で、4階展示室では天井を使用。そこには、ふわふわした白い物体がひしめき合う。「吹き出し(白)」という作品。モチーフとなったのは、漫画で言葉を入れる吹き出しだ。それを風船のように膨らませ立体化した。パレーノは「デモの現場をイメージした」という。風船の中にはデモに参加してひしめき合う人たちの声があふれるほど詰まっているのかもしれない。この室内には意味不明な電子音などが聞こえてくるが、同館屋上に設置されたセンサーで風や気圧をとらえ、コンピューターでプログラミングされた音をつくりだしているという。

 四半世紀前からパレーノ作品に接してきた同館の和多利恵津子館長は「最先端の技術を使いながら感情に訴えてくる。見る人の過去の体験が作品と一体となり、新たな感覚を呼び覚ますのでは」と話している。

                  ◇

 「フィリップ・パレーノ展 オブジェが語りはじめると」は、来年3月22日まで、月曜休、一般1000円。問い合わせはワタリウム美術館03・3402・3001。

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