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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】菊人形 恐怖乗り越え仲間入り

菊人形(2)
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 以来、トラウマを再調査したくなって、大阪の遊園地、ひらかたパークの『ひらかた大菊人形』(現在は終了)や、福島県の『二本松の菊人形』の会場に足を運んだ。こんなカンジである〔2〕。

 〔3〕は、二本松の菊人形による『智恵子抄』の一幕。何とストーリー仕立てで、智恵子と夫である高村光太郎(当然、ご両人は体中に菊の花を差し、グラム・ロック・テイストで)舞台から迫(せ)り上がってくるという仕掛けだ。僕の驚きは恐怖からそのエンターテインメント性に移行し、釘付(くぎづ)けとなった。

 そして、“いつか僕も菊人形の仲間入りをしてみたい”とまで思ったのだが、NHK大河ドラマの出演経験もなく、ましてや高村光太郎のような偉人でもない僕にとってそんなチャンスは訪れるはずがない。これは自主的に作るしかないなと思い立ち数年後、横浜文化体育館(横浜市)で催した『ザ・スライドショー14/みうらさん、還暦かよ!』のオープニングで、遂に“僕と、僕の描くカエル”の菊人形がお披露目を果たしたのである〔4〕。

 もし、怖がる人がいたら「きれいやなぁー、よう見てみぃー」と、僕は言うつもりでいる。(作家、イラストレーター) =月1回掲載します

菊人形(3)高村光太郎
菊人形(3)高村光太郎
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菊人形(4)みうらじゅん
菊人形(4)みうらじゅん
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