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【本ナビ+1】『記憶する体』伊藤亜紗著 日常見つめる視点持てる 詩人・和合亮一

 葛藤や発見。しだいに見方や考え方が研ぎ澄まされていく歳月の真実。生きるという白銀の世界の中にいくつもの自分だけの色彩を見つめようとする静かで確かな息がある。丹念な取材を重ねた文章のぬくもりに純白の光が宿る。読み終えて優しい風の音に耳を澄ませてみたいと願った。どこを? 体の中を。

『天才たちの日課 女性編 自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常』メイソン・カリー著/金原瑞人、石田文子訳(フィルムアート社・1800円+税)
『天才たちの日課 女性編 自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常』メイソン・カリー著/金原瑞人、石田文子訳(フィルムアート社・1800円+税)
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 □『天才たちの日課 女性編 自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常』メイソン・カリー著、金原瑞人、石田文子訳(フィルムアート社・1800円+税)

 創作者の日々の暮らしや仕事ぶりをまとめた「天才たちの日課」の続編。前回は男性が8割を超えてしまったので今回でバランスをとったとのこと。前著と読み比べてみると友人や家族との関係や女性ならではのさまざまな葛藤の日々も書かれてあり、それぞれの人物が生き生きと魅力的に思える。

【プロフィル】和合亮一(わごう・りょういち) 昭和43年、福島県生まれ。『AFTER』で中原中也賞。『詩の礫(つぶて)』の仏語版で、仏文学賞。今年、『QQQ』で萩原朔太郎賞を受賞。

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