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「患者に何が必要か」 作業療法士、上東隆明さん

 ギプスが負傷部分の周囲から段階的に外されると、外された部分を少しずつ動かしてもらう。さらにギプスが完全にとれると、もんだり触ったりする徒手療法を施す一方で、鉛筆を持ったり、折り紙をしたり、顔を洗ったりと、さまざまな日常の動作を繰り返してもらう。指を細かく動かすため、かご編みも取り入れている。

 高齢者は高血圧や糖尿病、心臓疾患などの持病を抱えているケースが多い。このため、骨折で入院しても、けがを治すことだけでなく、こうした疾患にも対応した「総合的なアプローチ」が必要という。医師や作業療法士、理学療法士、看護師、介護福祉士らが協力し、日常生活に戻れるようケアしていく。

 和歌山県かつらぎ町出身。県立高校に通っていた当時から、医療関係の仕事に関心があった。理学療法士になるか作業療法士になるか悩んだが、作業療法士のほうが幅広い分野の仕事ができると思い、進路を選択。大阪医療福祉専門学校(大阪市淀川区)作業療法士学科で学び、平成28年に京都回生病院に就職した。

 作業療法士として働いて4年目。将来の目標を尋ねると、「実は教育に興味がある。専門学校などで、自分が培った技術を伝え、後進を育成したいと思っている」と目を輝かせた。(張英壽)

 【作業療法士になるには】専門学校や大学で、人体の構造や、リハビリテーション医学、心理学など多岐にわたる分野を学び、国家試験に合格する必要がある。就職先は病院や介護施設、福祉施設など幅広い。

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