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豚コレラ対策で関東7都県足並みそろえる ワクチン接種で連携 

豚コレラ対策などで森田健作知事(左)と会談する山本一太知事=10月10日、群馬県庁(柳原一哉撮影)
豚コレラ対策などで森田健作知事(左)と会談する山本一太知事=10月10日、群馬県庁(柳原一哉撮影)

 群馬県の山本一太知事の働きかけを受け、関東7都県が豚(とん)コレラをめぐる風評被害対策や、飼育豚の感染防止のための関東全域でのワクチン接種に向けて足並みをそろえることになった。背景には、個別に動くよりも政策効果が高まり、国への要望も実現しやすくなるとの判断がある。

 現在、群馬など豚コレラ発生県では飼育豚へのワクチン接種が進められている。接種済みの豚肉を食べても健康に影響はないが、仮に一大消費地・東京で敬遠する動きが生じれば、価格下落など産地への悪影響は計り知れない。

 豚コレラの発生リスクが高い周辺の養豚県・茨城、栃木、千葉などでも事情は同じで、7都県が一体となることで風評被害対策の実効性を高めたい考えだ。

 農林水産省は現在、「養豚農家の衛生管理が基本」などとして豚コレラ発生前のワクチン接種を認めていないが、各知事は農家を保護する上では予防的な接種が不可欠との考えでも一致している。

 豚コレラは昨年9月の発生以降、収束の兆しが見えない。7都県は危機感を募らせており、今後、結束してワクチン接種の前倒し実施を要望し、農水省に翻意を迫る構えだ。

 接種が実現すれば費用負担も課題となる。山本知事は「ワクチン接種は国の防疫措置の一環だ」として財政支援を国に求めていく考えを既に示しており、7都県はこの点でも足並みをそろえることになりそうだ。(柳原一哉)

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