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「世界津波の日」で防災啓発 和歌山・広川町では「津浪祭」

堤防に土を盛る地元の子供や海外からの参加者ら=和歌山県広川町
堤防に土を盛る地元の子供や海外からの参加者ら=和歌山県広川町
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 国連の「世界津波の日」の5日、和歌山県内でも津波防災への関心を高める取り組みが各地で実施された。広川町では、過去の津波の犠牲者を慰霊する「津浪祭」が行われ、和歌山市内などでも巨大地震発生後の津波到来を想定した避難訓練があった。

 津浪祭が行われた広川町は、江戸時代の安政南海地震(1854年)の際、実業家・浜口梧陵(ごりょう)が津波から村を守った「稲むらの火」の逸話で知られる。

 津浪祭では、地元の小中学生ら約80人が、堤防を補修して地域全体で守る意味合いを込め、周辺に土を盛った後に過去の自然災害の犠牲者を偲(しの)んで静かに手を合わせた。

 日本で津波防災を学ぶため来日している太平洋やインド洋などの島嶼国(とうしょこく)の行政職員や市民団体のメンバーも参加した。

 小中学生らと一緒に堤防で土を盛ったソロモン諸島の行政職員の女性(27)は「過去の自然災害の記憶を風化させず、地域の子供たちに引き継ぐすばらしい行事」と話した。

 町内では地域の安全を祈願する神事もあり、西岡利記町長が「地震の後には津波が来ると常に警戒心を持って、有事に対応できるように心がけてほしい」と参加者に呼びかけた。

 また町内では、JR西日本和歌山支社と合同の列車避難訓練も実施された。

 南海トラフ巨大地震で津波に襲われ、列車が緊急停止したと想定。訓練列車が緊急地震速報を受けて踏切付近で停止すると、小学生や地域住民らが乗務員の誘導で線路に降り、高台に向けて一斉に避難した。

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