PR

ライフ ライフ

眉村卓さん追悼 生きるかぎり書くことに徹した大作家 作家の玉岡かおるさん

朝晴れエッセー9月月間賞を選考する作家の眉村卓さん=10月2日、大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(南雲都撮影)
朝晴れエッセー9月月間賞を選考する作家の眉村卓さん=10月2日、大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(南雲都撮影)

 3日に死去した作家、眉村卓さん。眉村さんとともに、本紙朝刊1面の読者投稿「朝晴れエッセー」の選考委員を務める作家の玉岡かおるさんが、追悼文を寄せた。

 眉村先生とは、十数年もの間、「夕焼けエッセー(現・朝晴れエッセー)」の選考を担当し、毎月一度、選考会でお目にかかってきた。その間、たしかに何度も体調を崩され、けっしてお元気ばかりでなかったのは事実だ。時には欠席のまま、病室から選考結果やコメントを頂戴し紙面を埋めたこともある。しかしそのつど、周囲が驚く回復力で、次の選考会には何事もなかったように「やあ」と登場なさった。そして選考後の食事では、私たちに合わせ、同じメニューを同じ量、けろりとおつきあいくださった。

 だからたとえ入院しますとご本人から聞かされても、はいお戻りをお待ちします、なんて軽く答えるのが習慣になってしまっていた。なのに今回は、もう“次”のないお別れになってしまったのか。

 言うまでもないが眉村先生は、SF少女でなかった私ですらそのお名前を知り、作品タイトルが言えるほどの大御所作家。私がデビューまもない頃にはすでに文壇の重鎮であった。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ