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藤井七段、最年少タイトル挑戦視野 羽生九段はタイトル通算100期目指す 白熱の将棋・王将リーグ

藤井聡太七段(右)は羽生善治九段を破り、王将戦挑戦者決定リーグ3勝1敗とした=10月21日、東京・千駄ケ谷の将棋会館(川口良介撮影)
藤井聡太七段(右)は羽生善治九段を破り、王将戦挑戦者決定リーグ3勝1敗とした=10月21日、東京・千駄ケ谷の将棋会館(川口良介撮影)
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 将棋の渡辺明王将(35)=棋聖・棋王=への挑戦権を争う第69期王将戦挑戦者決定リーグ(王将リーグ)が大詰めを迎える。史上最年少でのタイトル挑戦・獲得に挑む高校生棋士、藤井聡太七段(17)が広瀬章人(あきひと)竜王(32)とともに3勝1敗で暫定トップに立っている。前人未到のタイトル獲得通算100期を目指す羽生善治九段(49)はここまで2勝2敗。藤井七段、羽生九段のどちらかが挑戦権の切符をつかみ、将棋界の新たな金字塔を打ち立てるか注目される。(田中夕介)

 今期の王将リーグは、久保利明九段(44)▽糸谷(いとだに)哲郎八段(31)▽広瀬竜王▽豊島将之(とよしま・まさゆき)名人(29)-のシード組4人と、羽生九段▽三浦弘行九段(45)▽藤井七段-の予選勝ち上がり組3人の計7人が参加。これまで全21局中、12局を終えた。

 数々の最年少記録を打ち立ててきた藤井七段に期待が懸かるのがタイトル挑戦・獲得の最年少記録の更新。これまでの記録はいずれも屋敷伸之九段(47)で、挑戦が17歳10カ月(第55期棋聖戦)、獲得は18歳6カ月(第56期棋聖戦)。王将戦七番勝負は例年、1月中旬に開幕する。藤井七段が挑戦者となれば来年の開幕時点は17歳5カ月で、最年少タイトル挑戦の記録更新となる。

 藤井七段は注目の羽生九段戦で勝利し、3勝1敗で暫定トップに立った。手応えを感じたのか、終局後、「3勝1敗は良いペース。残りの2局も全力を尽くして(タイトル)挑戦を目指したい」と話した。

 獲得タイトル通算100期の大台を目指す羽生九段は2勝2敗。開幕2連勝のスタートだったが、藤井七段戦、1日の広瀬竜王戦で連敗を喫した。

 羽生九段は昨年の竜王戦で防衛に失敗し、27年ぶりの無冠となった。しかし、羽生九段の復活を望む声は多く、3期ぶりの王将リーグでタイトル挑戦に挑む。

 ただ、藤井七段と羽生九段にとって挑戦権取得に向けた懸念材料もある。首位が複数となった場合、順位上位2人によるプレーオフとなる。このため、同率首位に並んでも順位が5位の藤井七段と羽生九段がプレーオフに進出できない可能性もある。前期は糸谷八段と渡辺王将(当時棋王)、広瀬竜王(同八段)の3人が4勝2敗で並び、広瀬竜王は順位の差でプレーオフ進出を逸した。

 残る対局は、藤井七段が久保九段(14日)と広瀬竜王(19日)、羽生九段は三浦九段(11日)と糸谷八段(19日)。リーグ最終日の19日は東京・千駄ケ谷の将棋会館で、3局が一斉に指される。

     ◇

【用語解説】王将戦挑戦者決定リーグ(王将リーグ)

 シードされた前期リーグ上位4人(順位1~4位)と2段階の予選を突破した棋士3人(同5位)による総当たり戦。首位が複数並んだ場合は順位上位2人による1局だけのプレーオフで挑戦者が決まる。

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