PR

ライフ ライフ

【児童書】『このままじゃ学校にいけません』

 ■「べつのもの」になりたい

 エディは朝からつらい。学校にも行きたくない。ママに励まされ、しぶしぶ出かけた。

 ところがスクールバスの中では三つ編みをひっぱられる、授業で先生に当てられてもわからない。休憩時間におやつのイワシを食べていたら、からかわれる。

 そんなとき、エディはエディじゃない存在になりたいと夢を見る。コウモリになって棚に隠れようかな。大きなイカになって水中をたゆたおう。校長先生のお説教のときはカメレオンに。夜にはついにミミズ。

 「わたし、なにか べつのものに なっているといいのに。」

 毎朝起きて、学校に行き、勉強して、昼食をとり、友達と遊ぶ。それは、結構大変なことだ。勉強も運動も人間関係も、難しい。ストレスもいっぱい。「べつのもの」になりたい気持ちはよくわかる。でもエディのママは翌朝、大切な、すてきな提案をする。そしてエディは…。

 作者は、文も絵も、それぞれ3人の子供を育てる米国の新人作家。上質な翻訳も加わり、共感と元気の一冊となった。(ベン・ブラッシェアーズ文、エリザベス・バーグランド絵、福本友美子訳/犀の工房・1600円+税)

 岸本佳子

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ