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【話の肖像画】元厚生労働事務次官・村木厚子(63)(4)寝耳に水 郵便不正事件

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郵便不正事件で無罪判決を受け、会見に臨む村木厚子さん=平成22年9月10日午後、大阪市北区の司法記者クラブ
郵便不正事件で無罪判決を受け、会見に臨む村木厚子さん=平成22年9月10日午後、大阪市北区の司法記者クラブ

 〈郵便不正事件は全くの寝耳に水だった。障害者団体向けの郵便割引制度をめぐり、実体のない団体に偽の証明書を発行した疑いで、当時部下だった厚生労働省係長の男性が平成21年5月に大阪地検特捜部に逮捕された。翌6月には係長に発行を指示したとして、自身にも司直の手が伸びた〉

 割引制度を悪用している団体のことは大きく報道されていました。自分が担当課長だった時代のことと分かって担当に問い合わせましたが、「過去の決裁文書を全部チェックしましたけど、証明書の発行については紙一枚残っていません」とのことだったので、「勝手に偽造したのかな」と話していたんです。

 係長の逮捕から数日たって、「課長(村木さん)の指示でやった」と供述していると報道され、名前が出るようになったんだけど、検察からは呼び出しがない状況が続いた。同僚が「いやな感じがする」というので、業務日誌や手帳を全部持って、紹介された弁護士の弘中惇一郎さんを訪ねたんです。日誌や手帳は夫にも見てもらい、「(団体の)名前は出てこないよね」と。そもそも変ですよね。決裁権限のある人が偽造するというストーリーが…。だから、弘中さんも当初は逮捕されるとは思っていなかったかもしれない。

 〈逮捕当時の肩書は雇用均等・児童家庭局長。「女性キャリアのエース」として知られた存在だった〉

 最初は政治家までいきたいと思ったんでしょうけど、係長を逮捕するときには「最低でも村木」というのが検察の方針だったようです。検察内部の文書も出てきたと聞いています。現役でポストが一番高かったということ。不思議ですよね。部長が課長に命令し、課長が係長に指示したはずなのに。国会議員が口利きをしたのは、部長だといわれていたのに。かなり無理をしたストーリーだったんでしょうね。

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