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本よりスマホ? 「読書量増やしたい」割合減少 国語世論調査

 文化庁が29日に公表した平成30年度の「国語に関する世論調査」で、国民の読書量が減少傾向にあるうえ、「読書量を増やしたい」と考えている人の割合も減っていることが分かった。文化庁の担当者は理由の一つとして、「読書よりスマートフォンなどに割く時間が増えているようだ」としている。

 調査によると、読書量が以前に比べて「減っている」と回答した人の割合は67・3%で、5年前(25年度調査)の65・1%や10年前(20年度調査)の64・6%と比べ、減少している様子が浮き彫りになった。

 「減っている」理由(複数回答)を尋ねると、最も多いのは「仕事や勉強が忙しい」の49・4%。次いで「視力など健康上の理由」が37・2%だった。また、「スマホやゲームなどで時間が取られる」が36・5%に上り、5年前より10・2ポイント増加した。

 一方、「読書量を増やしたいか」との質問に「そう思う」と回答したのは28・0%、「ややそう思う」は32・4%で、計60・4%が読書に前向きだったが、5年前と比べると5・9ポイント減少。文化庁の担当者は「以前と比べて読書に時間を取ったり、(読書を)目標にしたりすること自体が難しくなっているようだ」と危機感を示している。

 このほか調査では、国語に関して国に期待することも尋ねた(複数回答)。それによると、家庭や社会で正しい言葉遣いが行われるようにする(39・5%)▽学校での国語の教育をより充実させる(35・3%)▽言葉の意味・由来や国語の伝統が受け継がれるようにする(33・3%)-などの回答が多かった。

 「敬語など言葉遣いの標準を決めて、その普及に努める」との回答も30・0%に上り、担当者は「今はSNS(会員制交流サイト)上で、使う言葉をめぐって『炎上』といったようなトラブルが起こる時代。自分の言葉が誤っていないか、考えざるを得ない機会が増えているのではないか」と分析している。

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