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文化勲章 旭化成名誉フェロー・吉野彰さん(71)「環境問題に道しるべを」

文化勲章を受ける旭化成の名誉フェロー、吉野彰さん=28日、東京都千代田区(飯田英男撮影)
文化勲章を受ける旭化成の名誉フェロー、吉野彰さん=28日、東京都千代田区(飯田英男撮影)

 スマートフォンなどに使われ、現代のIT(情報技術)社会に欠かせないリチウムイオン電池を開発し、今年のノーベル化学賞に選ばれた。相次ぐ栄誉に「少し緊張しながら、天皇、皇后両陛下とどういうお話ができるか楽しみにしています」と笑顔を見せた。

 リチウムイオン電池は、走行中に二酸化炭素を排出しない電気自動車などで使われ、環境問題の解決への役割も期待される。「文化勲章は文化全般への大きな貢献ということで、重みが少し違う。地球環境問題に対する答えを出すことも、人類の文化への大きな貢献だと思うので、さらに重責が増した」と話す。

 今月上旬にノーベル賞の受賞が決まって以来、忙しい日々を送る。12月にはストックホルムで記念講演を行うが「環境問題に対して道しるべを与えるようなメッセージを世界に向けて発信したい。資料作りが結構大変で、そろそろ準備に入りたいな」と意気込む。

 今も開発現場に立つことを忘れず、若手に助言している。「研究者や技術者は、生のデータから遠ざかると、すぐ時代遅れになってしまう」。研究への意欲は尽きない。

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