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トイレの床拭き要求、階段で危険行為…見過ごされたSOS いじめ「重大事態」過去最多に 

 文科省がまとめた小中高校と特別支援学校の問題行動・不登校調査によれば、30年度の1号事態発生件数は270件(前年度191件)、2号事態は420件(同332件)で、いずれも過去最多だった。

 とくに1号事態は5年連続で増加しており、25年度の3倍以上に。1号と2号をあわせた学校種別の重大事態発生件数は小学校188件(同145件)、中学校288件(同224件)、高校122件(同102件)、特別支援学校4件(同3件)-となった。

 文科省では「憂慮すべき状況だ」と警戒を強める。

■具体的な対策を

 いじめ問題に詳しい教育評論家の武田さち子さんは「はたから見ればいじめに見えない場合でも、子供が苦しい立場に立っていることもある」と指摘。軽微な事案が見過ごされて深刻化し、重大事態になる恐れがあると注意を呼びかける。

 典型的なのが、今年3月に発覚した茨城県牛久市の問題だ。市教委などによれば、市内の小4女児(当時)は、もとは同じ塾に通う仲良しだった同級生から筆箱を勝手に開けられたり、バッグの中にしまっていたお菓子を見られたりし始めた。さらに、えんぴつで顔をたたかれたり、トイレの床ふきを要求されたり。やがて不登校状態となり、重大事態と認定された。武田さんは「いじめのすべてが発覚しているわけではない。全国の重大事態の調査結果を文科省で集約して対策に役立てるなどして、同じようないじめが繰り返されないようにしなければならない」と話した。

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