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ちょいワルじいさん→イケてる取り組み ライブ、旅…居場所作り

「ちょいワルバンド」では90代のベーシストが大活躍した (ちょいワルじいさんプロジェクト提供)
「ちょいワルバンド」では90代のベーシストが大活躍した (ちょいワルじいさんプロジェクト提供)
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 地域のサロンを嫌い、引きこもりがちな高齢男性への働きかけは、どこの町でも悩みの種。だが、そんな“ちょいヨワ(弱)”な男性のいたずら心に火をつけ、“ちょいワル”なイベントを行う自治体がある。名付けて「ちょいワルじいさんプロジェクト」。イケてる取り組みを紹介する。

 ◆引きこもる人を

 岡山県奈義町の社会福祉協議会(社協)で月1回、「ちょいワルじいさん作戦会議」が開かれる。始めたのは「7人のサムライ」ならぬ、町内に住む60~80代の7人の「ちょいワルじいさん」だ。

 身体の弱ってきた「ちょいヨワじいさん」を引っ張り出そうと、イベント探しに知恵を絞る。これまで、「介護付きちょいワルの旅」や「ちょいワル同窓会」「ちょいワルバンド」などを企画してきた。

 「ちょいワルバンド」では、90代の男性がベースを演奏。「ちょいワル同窓会」では昭和初期の写真を上映。昔話に花を咲かせた。

 ちょいワルじいさんの一人、内藤博史さん(86)はその意義について、「家に引きこもる人を、『活動しよるから出てきて』と誘い、少しでも喜んでもらいたい」と言う。仲間の岡本政男さん(83)も、「小さいときから、みんなでワルさして遊んどった。そんな行事ができるといい。いつ、自分も引きこもるかしれんし」と言う。

 活動を仕掛けたのは、社協の保健師、植月尚子(しょうこ)さん(62)。植月さんによると、男性に介護が必要になる道筋は似通っている。

 農業が生きがいの人が、軽トラックを田んぼに落とす。運転を止められ、することがなくなる。怒って飲酒する。「女のいる健康クラブはいやじゃ」と引きこもる。じっとしているうちに要介護になる。

 ◆カギは「主体性」

 その連鎖を断ち切るには、本人が「参加したい」イベントが必要だ。「年寄りも文句を言ってないで、自分から動かんといけん」と植月さん。

 イケてるネーミングをしたのは、俳優で介護福祉士の菅原直樹さん。「男性はいつまでもワルさをしたいもの」と言い、同世代にしか思いつけない「やんちゃなプラン」を期待する。

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