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醍醐寺霊宝館で秋期特別展 中国で好評の作品を中心に

醍醐寺の秋期特別展で展示されている「五大尊像」=京都市伏見区
醍醐寺の秋期特別展で展示されている「五大尊像」=京都市伏見区

 約7万5千余点の国宝を擁する世界遺産、醍醐寺(京都市伏見区)で秋期特別展「悠久の祈り 醍醐寺の至宝」が開かれている。平成28~31年、中国の上海と西安および東京、九州で開かれた「醍醐寺展」で特に関心の高かった五大尊像(国宝)や快慶作の不動明王坐像(重文)など計84点(国宝16点、重文33点)が展示されている。

 26年の上海博物館と陝西(せんせい)歴史博物館(西安)の展示には計80万人が訪れ、好評を博した。メインとなった薬師三尊像(国宝)など中国側の希望に沿った作品を出展したという。今回の展示作品には、中国展に出展した35点が含まれる。

 「五大尊像」は、不動明王を中心に降三世(ごうざんぜ)明王や軍荼利(ぐんだり)明王など五大尊(五大明王)を1幅ずつ描いた絵。絵の部分だけでも縦約2メートル、横約1・3メートルと大きい。

 長期間、聖観音(しょうかんのん)像として知られていたが、重文から国宝に格上げ指定される際、調査によって虚空蔵菩薩(立像(りゅうぞう))であることがわかった同寺現存最古の仏像も公開される。聖観音とそっくりの木版が発見され、そこに「虚空蔵菩薩」という記述があったことから判明した。

 さらに、2曲1双の金屏風に伊勢物語などの古い物語の図柄の扇11面を貼り付けた俵屋宗達筆の「扇(せん)面(めん)散図(ちらしず)」(重文)や、智慧を司る文殊菩薩が中国の五台山から海を渡って来る様子を描いた「文殊渡海図(とかいず)」(重文)なども展示される。

 壁瀬宥雅執行長(しぎょうちょう)は「今回は『凱旋(がいせん)展』になる。多くの人に見てもらいたい」と話している。12月10日まで、午前9時~午後5時(発券は4時まで)。大人1500円、中高生千円(いずれも三宝院と伽藍の拝観を含む)、小学生以下無料。

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