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【主張】即位ご宣明 国柄を誇り「令和」築こう

 令和の秋の日、「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿の儀」がつつがなく行われた。

 天皇陛下は即位を内外に宣明され、国民の幸せと世界の平和を常に願い、象徴としてのつとめを果たす、ご決意を述べられた。心強いお言葉である。即位をお祝いするとともに、そのお心を国民もしっかり受け止め、令和の歴史を刻んでいきたい。

 午前中からの雨がやんだ。平安絵巻を思わせる華麗で厳粛な儀式に、国民だけでなく世界の多くの人たちが日本の伝統文化の重みを感じたことだろう。

 玉座「高御座(たかみくら)」の帳(とばり)が開かれ、古式装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包んだ天皇陛下が、お言葉を述べられた。皇后さまは十二単の装束で、お隣の御帳台に立たれた。

 天皇陛下は上皇陛下の歩みに触れ、「いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心を御自身のお姿でお示しになってきた」と述べられた。

 象徴天皇として、国民のために祈り、精励される姿は昭和天皇から上皇陛下へと引き継がれ、戦後生まれの今上陛下が間近でご覧になり、学んでこられた。その心からのお言葉だと拝察する。

 ご即位前、2月の誕生日の会見で皇室が国民と心をともにすることは「時代を超えて受け継がれてきているもの」とも話された。

 5月のご即位から約半年、天皇陛下は、皇后さまとともに多くのご公務にあたられてきた。天皇陛下は学究肌で語学堪能、登山などすぐれたスポーツマンでもいらっしゃる。外交官出身の皇后さまとともに外国賓客をもてなす姿も、国民に印象づけられている。

 甚大な被害が出た台風では犠牲者を悼み、被災者を見舞うお気持ちを示され、一日も早く復旧が進むことを願われている。国民に寄り添うというお言葉をすでに体現され、国民からの敬愛の気持ちが広がっている。パレード「祝賀御列の儀」は11月に延期されたが、皇居に入る車中の両陛下、皇族方を一目見ようと、皇居周辺に集まる人も多かった。

 来年には、天皇陛下が名誉総裁をつとめられる東京五輪・パラリンピックを控えている。海外からの日本の歴史文化への関心もさらに高まるだろう。歴代天皇、皇室と国民が強い絆で結ばれてきた日本の国柄を国民は一層理解し、心一つに新時代の歩を進めたい。

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