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新憲法下も「伝統」堅持 即位礼正殿の儀

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 政府・宮内庁が儀式の在り方に腐心する中、平成時と同様、儀式を「違憲」とする批判もあった。陛下が天孫降臨神話に由来する「高御座(たかみくら)」から即位を宣言される形などが、憲法の政教分離や国民主権に反するというものだ。一部識者やメディアは「議論不足」と指摘。共産党は、党として儀式への参列を見送った。

 これに対し、政府関係者の一人は「儀式に違和感を持つ国民はほとんどいないのが現実ではないか」と冷静に受け止める。その証拠の一例として、京都に保管されていた高御座が、東京の皇居へと平穏に移送された事実が挙げられる。平成の際に、過激派をはじめ反対する勢力への対策で陸上自衛隊が空輸する厳戒態勢がとられたのとは対照的だ。

 宮内庁幹部の一人も「一から儀式をつくるなら、一からの議論が必要だろう。ただ、今回の儀式は長い歴史と、新憲法の下で議論を尽くした前回とを踏まえたものだ。むしろ、将来につながる儀式の在り方が整ったといえる」と話す。

 一方、儀式では皇位継承者の先細りという現実も改めて浮かび上がった。参列された男性の成人皇族は平成の6方に対し、今回の令和は皇嗣(こうし)秋篠宮さま、常陸宮さまの2方のみ。「男性皇族が少なくバランスを検討した」(宮内庁)結果、平成時に男性皇族6方が並んだ「松の間」左側には、秋篠宮ご夫妻と長女の眞子さま、次女の佳子さまの4方が並ばれた。

 また、83歳の常陸宮さまは、装束を身につける負担が大きい高齢の皇族方への配慮が行われた結果、えんび服を身につけられ、96歳の三笠宮妃百合子さまは参列を見送られた。

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