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新憲法下も「伝統」堅持 即位礼正殿の儀

「即位礼正殿の儀」で、玉座「高御座」から即位を宣言される天皇陛下。手前は安倍首相=22日午後、宮殿・松の間(内閣府提供)
「即位礼正殿の儀」で、玉座「高御座」から即位を宣言される天皇陛下。手前は安倍首相=22日午後、宮殿・松の間(内閣府提供)
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 日本国憲法下で2回目となる「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿の儀」が22日、挙行された。平成の代替わりの方式がほぼ踏襲された儀式は、一部に違憲性を指摘する声もあったが、新憲法下でも変わらぬスタイルが定着したといえ、それを国内外に示した意義は大きい。天皇陛下のお出ましの経路については、昭和以前に戻す形で伝統回帰を色濃くしており、宮内庁幹部は「将来に残すべき儀式の在り方が確立された」と胸を張る。

 「帳(とばり)を開けたときに陛下のお姿が初めて見える『宸儀初見(しんぎしょけん)』が伝統だ」。代替わりから間もない6月、宮内庁側は、儀式の在り方を検討する政府の式典委員会に、内々でそう提案した。

 「宸儀初見」は平安時代前期に編纂(へんさん)された「貞観(じょうがん)儀式」に記載され、以降の即位の儀式ではこの方式が採られてきた。だが、挙行の舞台を京都・紫宸殿(ししんでん)から皇居・宮殿に移した平成時は参列者に見えやすいよう、上皇さまが事前に参列者前の廊下を通られる経路に変更された。

 宮内庁側は今回、これを元に戻すよう提案。式典委も、複数のモニターを設置できる見通しが立ったこともあり、これを受け入れ、経路の「伝統回帰」を決めた。

 儀式には、装束や宣明の方法など、時代に応じ変化してきた部分もかなりある。皇后さまが昇られた「御帳台(みちょうだい)」も明治期まではなかった。宮内庁幹部は「どの時点が本来の姿といえるのかは難しい」と話す。ただ、一方で、「国民に受け入れられる伝統を尊重するのは当然だ」とも強調する。

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