PR

ライフ ライフ

【近ごろ都に流行るもの】「買うより借りる」 “持たない自由”アプリが仲介 

モノを「持たない自由」を実践する村本理恵子社長。シェアオフィス内の職場で部下に指示を出す=東京都渋谷区(重松明子撮影)
モノを「持たない自由」を実践する村本理恵子社長。シェアオフィス内の職場で部下に指示を出す=東京都渋谷区(重松明子撮影)
その他の写真を見る(1/3枚)

 モノがあふれるわが家に頭を抱え、「所有」することが喜びではなく負担に思える現代。「買うより借りる」人たちが、ひそかに増えている。「必要なときだけ借りて、用が済んだら返す」「お試しに借りて、本当に気に入ったら買う」などと考える借り手。逆に「普段使わないけど捨てられないモノを、誰かに貸して小金を…」なんて思う貸し手。そんな思惑、見知らぬ個人同士で成立する仕組みが、スマートフォンのアプリを通じて広がっている。(重松明子)

 「台風19号でベランダや庭が泥だらけの人に ケルヒャー高圧洗浄機 週4800円」。貸し借りマッチングアプリ「アリススタイル」を開くと、タイムリーな貸し出し情報が目に飛び込んできた。昨年10月末のスタートから、1年で約15万人がダウンロードしている。

 「この2、3カ月で急に伸びた。以前の出品は美容・調理家電に集中していたが、工具、ドローン、天体望遠鏡、クリスマスツリー、ドレスなど、普段使わないけれど場所を取るものが幅広く貸し出されています」と、アリススタイルを展開する「ピーステックラボ」(東京都渋谷区)の村本理恵子社長(64)。利用者の7割が女性といい、「貸したお金で借りる。新しい消費サイクルを広げていきたい」と期待を込めた。

 都内でソフトウエア開発事業を手がける南中花子(なかこ)さん(30)の1人暮らしの自宅を訪ねると、ベッドに机と椅子と小さな棚だけのスッキリしたワンルーム。「以前はモノがあふれ、必要なときに取り出すのにも時間がかかってイライラしていました」

 今年5月に断捨離し、フリマアプリの「メルカリ」で服や小物などを処分。同時に、アリススタイルを始めた。「メルカリの“貸し借り版”のようなもの。利用に抵抗はなかった」という。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ