PR

ライフ ライフ

【大学最前線 この人に聞く】文理の垣根を越えてAIを学ぶ 立教大学 郭洋春総長(上)

AIと大学・大学院教育について語る郭洋春総長=東京・池袋の立教大学(酒巻俊介撮影)
AIと大学・大学院教育について語る郭洋春総長=東京・池袋の立教大学(酒巻俊介撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 創立は米国人宣教師が明治7(1874)年に始めた私塾にさかのぼる。わが国の大学では有数の歴史を誇り、「自由の学府」として立身出世主義や物質主義とは一線を画したリベラルアーツ(教養)教育を実践してきた。そんな立教大学(東京都豊島区)は今、グローバルリーダーや「真のエリート」の育成に尽力する一方で、来春には「日本で初めてAI(人工知能)に特化した」という大学院修士課程を開設、さらに2020年東京五輪・パラリンピックや箱根駅伝にも積極的にかかわってゆくという。チャレンジ精神と伝統を両輪に名門私学はどんな未来を切り拓(ひら)こうとしているのか。郭洋春(カク・ヤンチュン)総長のもとを訪ねた。(編集委員 関厚夫)

 --AI研究はすぐれて工学的な学問分野だという印象がありますが、立教大学では計10学部のうち9学部までが文系です。また理学部はあっても、工学部はありません。大学院人工知能科学研究科の開設はやや「唐突」の感があるのですが…

「日本初」の大学院人工知能科学研究科

 「まず少しマクロな話をしましょう。私は日本、ひいては世界は今後、それまでのモノづくりの社会から『知識創造型社会』に移行すると考えています。文部科学省や東京大の五神真総長がよく使われる『知識集約型社会』や第5期科学技術基本計画で提唱された未来社会『Society5.0』(モノのインターネットであるIoTやAI、ロボットを駆使した超スマート社会)も同様の概念といえるでしょう。いずれにせよ、そこで必要とされるのは、社会に存在するさまざまなデータをいかに有効かつ効率的に活用し、正しい知見や新しい価値観、また新たな産業を生み出してゆくことができるか、です。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ