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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】とんまつり 今に伝える、おおらかな日本

全国各地の「とんまつり」がわかる一冊 (平成12年初版、集英社文庫)
全国各地の「とんまつり」がわかる一冊 (平成12年初版、集英社文庫)
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 とんまつりには、男根崇拝が含まれているものも多くなり、愛知・田縣(たがた)神社の“豊年祭”、新潟・佐渡島の“つぶろさし”、奈良の“おんだ祭”、川崎の“かなまら祭”など、どれもDS男根登場に度肝を抜かれた。

 特におんだ祭は、天狗(てんぐ)面とお多福(たふく)面を被(かぶ)ったペア(よく見ると両者の足にスネ毛有り。どちらも男性である)が白昼堂々、人前で和合ポーズを取るというもので、この暫(しば)しの疑似プレイに「お母さん、何やってはんの?」と、子供の声が聞こえてきた。当然、返答は無かったが-。

 愛媛・大三島(おおみしま)の“抜穂祭”は神社内に作られた土俵の中で、力士に扮した男が独りで相撲を取る。言葉では聞いたことがあっても実際、見る“独り相撲”は手に汗握るDSだった。実り、子孫繁栄、疫病封じなど、その理由はさまざまだろうが、おおらかな(いや、おおらかだった)日本を今にこっそり残しているのである。(作家、イラストレーター) =月1回掲載します

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