PR

ライフ ライフ

【近ごろ都に流行るもの】「幼児からの科学実験教室」 好奇心伸ばして目指せノーベル賞?!

 同園では5年前から「サイエンス倶楽部」(本部・中野区)の出張授業を2カ月に1回ペースで依頼している。仁井友紀乃園長(41)は「子供の可能性を広げたいという教育意識の高い保護者が多い地域で、園の独自性を打ち出す狙いもありました」と話す。

 実験によって、子供たちも植物や太陽など自然界への興味を強めているようだ。「お散歩の時間にも、いろいろなものに興味を示して観察している。科学図鑑を見て『これやりたい』と次の実験テーマを提案する子もいる。好奇心が行動に直結する幼児期の興味や意欲を、すくすくと伸ばしてあげたい」と仁井園長。

 サイエンス倶楽部は昭和63年、東京・高円寺の医療系専門学校が、実験室の空き時間を活用して始まった子供向け実験教室の草分けだ。現在、首都圏を中心に16教室あり、4~18歳の約4000人が通っている。

 統括責任者の広永雅史専務(55)は、「2000年代のいわゆる『ゆとり教育』への不安、特に理科に対する子供の興味・関心が薄れ学力が低下する『理科離れ』に危機感を持った保護者に共感され、規模が大きくなっていきました」と説明する。

 仮説を立て、目的や方法を決め、実験に取り組み、結果を考察する…。一連の思考プロセスを小さいうちから身につけて、文系・芸術系などオールジャンルに通用する論理的思考や創造力を育てることが一番の目的だ。

 とはいえ、卒業生の大半は理系学部に進学。現在も約100人のOB・OG学生がアルバイトの助手や講師として子供たちを教えている。

 「東大や東工大はじめ、目的意識を持って進路を選んでいる。実験教室はピアノや水泳のような『お稽古事』の位置づけで、塾ではありませんが、理科の本質への理解が結果的に受験にも役立っているんでしょうね」と広永さん。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ