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【ラグビーW杯】被災地で唯一試合行う釜石 ラグビーがもたらしたものは

被災地・釜石でフィジー対ウルグアイを観戦したファンたち。後方は釜石鵜住居復興スタジアム=9月25日、岩手県釜石市(鴨川一也撮影)
被災地・釜石でフィジー対ウルグアイを観戦したファンたち。後方は釜石鵜住居復興スタジアム=9月25日、岩手県釜石市(鴨川一也撮影)

 日本代表の快進撃に沸くラグビー・ワールドカップ(W杯)。東日本大震災の被災地で唯一試合が行われている岩手・釜石は、津波で全壊した小中学校跡に釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムを新設するなどしW杯に復興への希望を託してきた。震災は11日で8年7カ月を迎える。釜石でのW杯は13日のナミビアとカナダの一戦で終わりを迎えるが、地元に何をもたらしたのか。

 ■人が集う場に

 《ぶつかったり、パスしたり、後退したり》。新日鉄釜石の元社員、木村正明さん(63)は、ラグビーを見ていると単純には進まない復興と重なる。「ラグビーは15人、復興も1人じゃない」

 木村さんは、自宅にいた母の光子さん=当時(81)=を津波で失った。市立鵜住居小の職員をしていた妻のタカ子さん=同(53)=の行方は今も分かっていない。スタジアムはタカ子さんが、あの時にいた小学校の跡地に建てられた。「スタジアムの下に母ちゃんがいるんじゃないか」。建設決定の際には素直に喜べなかった。

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