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村上春樹さん受賞逃すも、ファン「来年楽しみに」

村上春樹さんのノーベル文学賞受賞がかなわず、がっかりするファン=10日夜、東京・新宿の紀伊国屋書店新宿本店
村上春樹さんのノーベル文学賞受賞がかなわず、がっかりするファン=10日夜、東京・新宿の紀伊国屋書店新宿本店

 ノーベル文学賞が発表された10日夜、東京都新宿区の紀伊國屋書店新宿本店では、村上春樹さん(70)の熱心なファンらがインターネット中継を見守った。午後8時すぎ、受賞者がポーランドの女性作家、オルガ・トカルチュクさん(57)とオーストリアの作家・劇作家、ペーター・ハントケさん(76)に決まったが、ファンらは「また来年の楽しみに」と気持ちを切り替えた。

 府中市の介護職、夏川敏雄さん(51)は「ストーリー展開はもちろん、背景に隠された情報を読み解いていくことが面白い」と作品の魅力を話し、「受賞の喜びがまた1年伸びたと思って、来年の発表を楽しみに待ちます」と語った。

 今年も受賞はならなかったが、村上さんの人気は高い。村上さんの作品を読み始めて10年という文京区の会社員、田村志織さん(28)も「何度も飽きずに読み返すことができて、そのたびにいろいろな解釈の発見があるのが楽しい」と話した。

 同店では受賞者の著書を集めて特設コーナーを準備しているが、トカルチュクさんとハントケさんの作品の在庫は少なく、十分な冊数を用意できるのは11日午後ごろになるという。台東区の会社員、石田博史さん(68)は「これを機に、海外文学にも興味を持ってみたい」と話し、トカルチュクさんの作品を手にしていた。

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