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【話の肖像画】第31回世界文化賞受賞 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(10)心を教えるのは難しい

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受賞者発表記者会見であいさつする演劇・映像部門受賞者の坂東玉三郎さん=9月、東京・内幸町の日本プレスセンター(宮崎瑞穂撮影)
受賞者発表記者会見であいさつする演劇・映像部門受賞者の坂東玉三郎さん=9月、東京・内幸町の日本プレスセンター(宮崎瑞穂撮影)

 〈玉三郎さんが近年、心血を注いでいるのが若手の女形の育成だ。舞台で共演し、演出し、作品全体を監修しながら、若手を育てていく〉

 女形の修業ということに関してだけお話しするのは難しいのですが、たとえば、歌舞伎をはじめ、クラシックバレエなり、オペラ歌手なり、ひとつ古典的な形があって表現する舞台の場合は、少年期から成人するまでの間に、自分が思ったことを無意識に表現できるまでに作っていかなければならないと思っています。若い時代に詰め込んだお稽古というのが非常に大切なんですね。

 しいて言うなら、10代になるまでが一番大事で、体が大人になるまでにそういう修業を積み重ねていく。もちろん、文学作品の解釈や演劇の歴史など知性や知識の上に成り立つものはあるでしょうが、体の表現としては20歳前後までにできないと難しいと思います。20歳を過ぎてからこの世界に入って、いちから女形の修業を始めるというのは大変難しいことです。

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