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【ラファエル前派の軌跡展】閉ざされた世界で 「シャロットの乙女」 

ウィリアム・ホルマン・ハント《シャロットの乙女》1887-92年頃、油彩・テンペラ/板、44.5 x 34.1cm、マンチェスター美術館 (c)Manchesteer Art Gallery, bequeathed by John Edward Yates, 1934
ウィリアム・ホルマン・ハント《シャロットの乙女》1887-92年頃、油彩・テンペラ/板、44.5 x 34.1cm、マンチェスター美術館 (c)Manchesteer Art Gallery, bequeathed by John Edward Yates, 1934

 聖書や伝説に主題を求めるのがラファエル前派の特色のひとつである。この絵はアルフレッド・テニスンが「アーサー王物語」のエピソードをもとにして書いた詩「シャロットの乙女」の一場面を、ウィリアム・ホルマン・ハント(1827~1910年)が描いたものだ。

 この女性は外の世界を見てはならないという呪いをかけられ、閉ざされた世界のなかでただタペストリーを織り続けていた。

 彼女は窓から外界を見ることは禁じられていたが、鏡を通して外の像を見ることは許されていた。

 このシーンは彼女が禁を破り、窓をのぞいて騎士であるランスロットが近づいてくる姿を見た瞬間、鏡が砕け散り糸が体に巻き付いた場面である。細部まで丁寧に描き込まれた画面は、ハントの画家としての力量が十分に示されている。

 

 「ラファエル前派の軌跡展」はあべのハルカス美術館で12月15日まで。

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