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高浜町長「自浄作用が働いた」 調査委設置へ

 関西電力の八木誠会長らの辞任を巡り、取材に応じる福井県高浜町の野瀬豊町長=9日午後、高浜町
 関西電力の八木誠会長らの辞任を巡り、取材に応じる福井県高浜町の野瀬豊町長=9日午後、高浜町

 関西電力役員らの金品受領問題の責任を取り、八木誠会長が辞任したことについて、高浜原発が立地する福井県高浜町の野瀬豊町長は9日、報道陣の取材に応じ「やむを得ない。自浄作用が働いたことに一定の評価したい」と話した。また、関電役員らが多額の金品を受領していた同町の元助役、森山栄治氏(故人)と町側との関係を聞き取る調査委員会を、10月下旬にも立ち上げることも明らかにした。

 野瀬町長は、八木会長らの辞任について「留飲が下がった」と述べ、関電が来年にも予定していた高浜原発1、2号機再稼働の地元合意は「処分が変わらなければ論外だったが、一定のけじめがついた」と関電側に歩み寄る姿勢を示した。

 調査委に関し、野瀬町長は「(森山氏と)今の町政が関係ないと証明する作業が必要だ」と設置理由を説明。森山氏に資金を提供していた吉田開発(高浜町)について、町監査委員が同社への発注工事を検証していることも明らかにした。

 高浜町では昭和49、50年にそれぞれ1、2号機が運転を始め、同60年には3、4号機が相次いで稼働した。町には国からの交付金が入り、原発の下請け工事が町内業者に回るだけなく、原発で働く作業員を相手にした宿泊業や飲食業、サービス業も浸透してきた。

 町によると、平成27年の国勢調査で町内の労働人口5791人のうち、第3次産業の従事者は3774人を6割以上を占め、増え続いているという。

 同町の70代男性は「辞めて責任を取って終わりではいけない。現状を自覚し今後もしっかりと対処してほしい」と要望。一方、自営業の男性(63)は「問題が世間から感情的に捉えている節があるので、今は冷静に見守っていきたい」と淡々と話した。

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