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ノーベル化学賞の吉野彰氏「リチウムイオン電池は幸せ者だ」 過去の取材から

 --ノーベル受賞の可能性は

 「こればかりは何とも言えない。リチウムイオン電池が自動車に搭載されるようになり、環境問題の一つの解決策を提供しつつある。欧州の人は環境問題への関心が高く、いい状況になっている。受賞分野にはローテーションのようなものがあるようで、リチウムイオン電池がまな板に載るかは分からない。もし載ったら必ず、自信を持っていただきます」

 --受賞した場合の意義は

 「リチウムイオン電池の原点はフロンティア軌道理論を提唱した(ノーベル化学賞を受賞した)福井謙一先生につながる。私は孫弟子に当たり、講義で教わった。その理論を基に(同賞を受けた)白川英樹先生が電気が流れるプラスチック、ポリアセチレンを発見した。これがリチウムイオン電池の原点であることを強調したい。平成30年は福井先生の生誕百周年であり、認識を深めたい」

 --科学の系譜を感じる

 「大学の基本的な研究が何年後にリチウムイオン電池のような製品になっている。決して、目先のことだけやるのはよくない。真理の探究、基礎研究は確率は低いが、当たればでかい。役に立たないと思われた研究が結局、役に立つ」

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