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【話の肖像画】第31回世界文化賞受賞 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(69)(9)先入観を取り払う

 歌舞伎俳優が歌うというのは少し恥ずかしくもあるのですが、歌は芝居と違って3分から5分ほどのなかに人生がある。でも、音に乗せて心を伝えるということでは、歌も芝居も究極は同じではないでしょうか。お芝居で役作りをするとき、絵画を見るのと同じように、音楽を聴くことでイメージをつかめることがあるのです。

 〈若い頃、越路吹雪に傾倒していたのは有名な話だ〉

 コンサートもほとんど行きましたよ。歌、衣装、すべてが本物で、心奪われました。越路さんはたったお一人で舞台に立って客席を満員にしお客さまの心をつかまれる。演劇の方では、初代水谷八重子先生、杉村春子先生もそうでした。お二人とも女優ながらに一座を率いて大きくしてこられた方です。そういうオーラや力はどこからくるのか。私は歌舞伎の女形として、そういう方々がどういうことをしていらっしゃるのか知りたいと思い、勉強させていただきました。(聞き手 亀岡典子)

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