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【話の肖像画】第31回世界文化賞受賞 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(69)(9)先入観を取り払う

 私にとっても佐渡での仕事は、また違った喜びや刺激がありました。たとえば、作品を作っていく上で先が見えなくなったとき、佐渡の自然の中で風に吹かれていると、新しい発想が生まれてきます。4月に行ったときは、東京では忙しくて見ることができなかった満開の桜を見ることができました。そういうことすべてが何かを訴えてくるのです。

 〈能の名曲『羽衣』『道成寺(どうじょうじ)』『石橋(しゃっきょう)』をもとに作られ、29年に初演された舞台『幽玄』はシネマ歌舞伎となり、現在、全国で公開中だ。映像編集や監修も自身で行うなどこだわりを持って臨んだ〉

 能の音楽と鼓童の和太鼓を融合させましたが、私にとってひとつの様式にとらわれることが窮屈なんです。つねに傾(かぶ)いております(笑)。

 〈歌手活動も行う。近年も『越路吹雪を歌う』と題し、越路吹雪の名曲を中心にしたコンサートを行い、『世界のうた』では井上陽水など日本の歌からシャンソン、ミュージカルナンバーまでさまざまなジャンルの曲をビロードのような声でドラマチックに歌った〉

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