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【市場の未来~豊洲移転1年~】(中)解体すすむ跡地も場外にぎわい

 しかし、ある市場関係者は「食べ歩きの市ではない。(ここは)物を買う市場で観光地ではない」と不満をこぼす。よく場外市場を訪れるという練馬区の無職男性(73)も「味が良くない店もある。観光地化して、観光客らを相手にして味が下がったのではないか」といぶかしがる。

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 市場移転後も活気を維持しようと、中央区が設置した場外市場の商業施設「築地魚河岸(うおがし)」。仲卸を経営母体とした小売店約60軒が入居する。建物内は清潔で、空調設備も整い、雨もしのげる。

 青果仲卸業と小売業を営む「定松」では新鮮な果物や野菜が並ぶ。同社の代表取締役で築地魚河岸事業協会の副理事長も務める牧泰利さん(54)は「移転によって準備期間があり、想定内外のこともあったが、結果的にこの1年でお客さんの数も売り上げも伸びている」と説明。施設の3階にも飲食店が入っており、「物販を伸ばさないと魚河岸本来の活気、目的を果たしたことにならない」と話す。

 店では、外国人観光客らが粒の大きいシャインマスカットに感嘆の声を上げていた。来年の東京五輪・パラリンピックに向けて、「こんなビッグチャンスはない」と牧さん。「世界の人は日本の食に対し期待値が高い。食に関わる築地はこれからも元気であり続ける。築地魚河岸はその象徴的な施設にならなくてはいけない」と築地ブランドのアピールに意欲を燃やしていた。

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