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【表現の不自由展】「公的空間での展示の線引き必要」八木秀次教授

八木秀次氏
八木秀次氏

 政治色の強い作品が物議を醸し、中止に追い込まれた「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示が8日、再開された。麗澤大の八木秀次教授(憲法学)に話を聞いた。

 安全上の配慮をしたということで「表現の不自由展・その後」を再開するという話だが、そもそもこうした展示を企画したことの問題が問われなければいけないだろう。愛知県が設置した検討委員会の中間報告では、不自由展が行ったことを正当化する理屈が並べられており、再開するという前提で議論を進めているように映った。

 芸術については、たとえ主催自治体のトップであっても「中身についての議論はしてはいけない」「金だけは出せ」というような風潮が一部にあるようだが、多額の公金を使ったイベントで、芸術といえども表現の自由において特権的な地位はない。

 公的空間での展示については、多くの市民、県民、国民の理解を得られるよう、何が認められて何が認められないのか、どこまでは許されて許されないのかという線引きが必要だ。多くの人たちを不快にしたままで再開を強行したら、余計に抗議や批判を招く恐れがある。

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