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【がん電話相談から】Q:子宮頸がん 術後化学療法で頭髪抜ける

がん研有明病院・瀧澤憲医師
がん研有明病院・瀧澤憲医師
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 ただし、化学療法の利益は5年生存率で5~10%の改善なので、これを考慮して中止を選択する人も時々います。

 Q 薬を変えることはできますか。

 A 日本ではパクリタキセル+カルボプラチンが半分以上選択され、2番目にはドセタキセル+カルボプラチン、3番目にはパクリタキセル+シスプラチンなどが選択されます。脱毛、末梢神経障害、骨髄毒性、肝腎臓器の毒性、消化器障害(吐き気、下痢など)などをすべて考慮すると、現行のパクリタキセル+カルボプラチンが体には比較的、楽な薬剤だと思います。(構成 大家俊夫)

 回答には、がん研有明病院の瀧澤憲医師(婦人科前部長)が当たりました。専門医やカウンセラーによる「がん電話相談」(協力・がん研究会、アフラック、産経新聞社)は月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時に受け付けます(03・5531・0110、無料)。個人情報を厳守します。相談内容が本欄やデジタル版に匿名で掲載されることがあります。

 《ミニ解説》

 ■術後リンパ浮腫は徐々に改善へ

 相談者の悩みには術後、鼠径(そけい)部(足の付け根)などにリンパ浮腫が生じたこともある。リンパ浮腫はなぜできるのだろうか。

 瀧澤医師は原因について「子宮頸がんの広汎子宮全摘出術では、骨盤リンパ節郭清が行われ、リンパ管が遮断されることによってリンパ浮腫が生じます。手術後数カ月は、相談者のように鼠径部(左右)をはじめ、恥骨の直上(恥丘と言います)や外陰部にリンパ浮腫ができます」と話す。

 今後の対応については、「一般的には、通常の生活に戻ると、この部位のむくみは徐々に改善し、あまり気にならない程度になるはずです」と瀧澤医師は助言している。

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