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【がん電話相談から】Q:子宮頸がん 術後化学療法で頭髪抜ける

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 ■比較的軽い副作用 現行の薬剤継続を

 Q 60代の女性です。昨年12月に子宮頸(けい)がんの診断を受け、広汎子宮全摘出術(子宮、腟の上部、子宮周囲組織を含めて広範囲の切除)とリンパ節郭清(リンパ節の切除)を受けました。リンパ管への浸潤があり、再発リスクは中位で、1割以下との診断でした。主治医からは今後の治療で、「放射線治療は勧められない。化学療法なら早くやりましょう」と言われ、TC療法(パクリタキセル+カルボプラチン併用化学療法)を始めました。どのような効果が期待できるのでしょうか。

 A 子宮頸がんは術前診断が子宮に限局している1期では、手術後の病理診断を加味して再発のリスクを分類します。例えばリンパ節転移が認められたり、子宮周囲組織に微小ながんが転移していたりすると高リスク群になり、術後治療(化学療法や放射線治療)を勧めることになります。

 今回の中リスク群は、このように子宮外にがんが広がっていないが、子宮頸部筋層の深い部分(子宮頸部筋層の2分の1以上の浸潤)にがんが侵入していたり、筋層の2分の1未満の浸潤でも、毛細血管やリンパ管にがんが浸潤していたりする場合です。あなたの場合、手術で傷めた骨盤内に放射線をかけると2重に骨盤内臓器を傷めることになるので、主治医は術後化学療法を提案したと思います。

 次にその治療効果を検討すると、中リスクの子宮頸がんであれば、手術のみでも85%前後の5年生存率が期待できるでしょう。抗がん剤治療によって、これを5~10%改善することが期待されます。

 Q パクリタキセル+カルボプラチンを始めてから頭髪がほとんど抜けてしまいました。「そんなに脱毛を気にするなら、薬をやめることもできる」と主治医に言われました。

 A パクリタキセルの脱毛は激しいのでショックを受けると思います。パクリタキセルには、末梢(まっしょう)神経毒性があり、手足のしびれや、軽いまひなどが起こることがあります。ギタリストやピアニストのような手指の繊細な動きを必要とする人の場合は、代わりにドセタキセルを用いる化学療法も選択されます。化学療法の影響を見てきた私たちからみて、パクリタキセル+カルボプラチンは、副作用としては脱毛以外は軽い方なので、続けることを勧めます。

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