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【話の肖像画】第31回世界文化賞受賞 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(69)(8)広がる踊りの世界

 〈一昨年の世界文化賞受賞者、ミハイル・バリシニコフ(1948年~)とも親交が厚く、1998年に、初のジョイント公演『二人のカンタータ』を行った。ふたりで企画し、6年がかりで実現した舞台は、舞踊の可能性を探るものとなった〉

 ミーシャさんが10代半ばぐらいの頃、先輩に「一生、踊らずにいられないと思えるか」と聞かれ「はい」と答えたそうです。そして今の彼があるわけです。踊らずにはいられない。表現や芸術とはそういうものではないでしょうか。ミーシャさんは大変まじめな方です。基本のバーレッスンを欠かさない。きっと今もしていらっしゃるんじゃないでしょうか。

 そういえば、私たちが40歳近くになった頃、私が舞踊公演をしているとき、彼が偶然日本に来たんです。それで、飛行機を降りてすぐ、周囲に「玉三郎はまだ踊っているの?」と聞いたそうです。やっぱり40歳ぐらいになって踊ることが大変だとお互いわかっていたんでしょうね。その後お会いしましたとき、私も「ミーシャ、まだ踊ってるの?」と。お互いに「大変だよね」と言い合った覚えがあります。でも、そういったなかでも、今できることは何だろうというのは、いつも考えていました。(聞き手 亀岡典子)

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