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世の中に貢献する仕事 高松宮殿下記念世界文化賞 建築部門 トッド・ウィリアムズ/ビリー・ツィン

「オバマ大統領センター」予想図 2022年完成予定 Courtesy of TWBTA,The Obama Foundation
「オバマ大統領センター」予想図 2022年完成予定 Courtesy of TWBTA,The Obama Foundation
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 米ニューヨークの中心部、セントラルパーク南側に面する建築事務所。窓から豊かな緑が広がり光が差し込む空間で約40人のスタッフとともに、新たなプロジェクトに取り組む。スタジオの雰囲気はどこか家庭的で、トッド・ウィリアムズとビリー・ツィン夫婦の朗らかな人柄が投影されているようだ。

 夫婦が手掛ける新たなプロジェクトで、最も注目されているのが米シカゴの「オバマ大統領センター」(2022年完成予定)。米国では大統領の退任後、在職中の記録を収蔵する「大統領図書館」が建設されるのが慣例。オバマ前大統領は、次世代リーダーの育成拠点にしたいとの構想を掲げ、図書館や記念館のほか劇場などが入るフォーラム館や庭園も建設予定だ。設計者の選定には本人が関わったとされる。

 ツィンは「オバマ自身の記念ではなく、老若男女が、政治や社会にどう参画するかを学べる場所を作ることが目的。私にとっては命をかけたいような仕事」と語り、ウィリアムズも「訪れた人が自分の力と可能性を感じられる施設にしたい」と意気込む。

 中西部ミシガン州で生まれたウィリアムズと、中国系米国人でニューヨーク州出身のツィン。1977年から協働し、86年にパートナーとなった。2人は、クライアントと価値観を共有できない仕事は引き受けないという信念を持つ。高層ビルなど商業的なプロジェクトには興味を示さず、美術館や学校などを中心に手掛けてきた。「有名人と知り合いでなくても使用できる公共施設のプロジェクトは、世の中に貢献できる可能性を秘めた仕事。お金の問題を重視する高層ビルは、私たちのデザインへの動機とは異なる」とツィンは語る。

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