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風船が結ぶ縁「船谷文庫」誕生 加西の小学校、三重の会社から図書100冊超寄贈で

誕生した「船谷文庫」の蔵書を読み聞かせる船谷哲司さん(右)=加西市
誕生した「船谷文庫」の蔵書を読み聞かせる船谷哲司さん(右)=加西市

 児童の飛ばした風船が縁で三重県の建設会社から図書の寄贈を受けている加西市立西在田小学校に、贈り主の名を冠した図書コーナー「船谷文庫」が新たに設けられた。同校で4日、今年度分の図書を寄贈するセレモニーが開かれ、児童らが図書コーナーの誕生も祝った。(小林宏之)

 この会社は三重県伊勢市の「船谷建設」。平成28年11月12日、同校の児童らが校内行事で風船に願い事を書いた短冊を結び、空へ飛ばしたところ、同社が運営する太陽光発電施設(同県明和町)の敷地内でそのうちの1つが見つかった。

 「頭がよくなりますように」-。この短冊を見た社長の船谷哲司さん(47)は不思議な縁を感じ、「伊勢神宮のおひざ元にある会社だから」と神宮の学業成就のお守りを全児童分届けた。

 翌29年には、新1年生にお守りを渡すとともに「神頼みだけにならないように」と、児童用図書も合わせて贈呈。これが毎年恒例となり、今回も船谷さんは新1年生14人分のお守りとともに、33冊の図書を携えて同校を訪れた。

 これまで学校側では、受け取った図書を各学級に置くなどしていたが、今回の寄贈に合わせて図書室内に「船谷文庫」のコーナーを整備。今回の寄贈で蔵書は文学全集や絵本、図鑑など計114冊となった。

 セレモニーでは、6年の竹内怜君(12)が「あまり好きではなかった本が少し好きになりました」と感謝の言葉を述べ、全児童で合唱のプレゼントを贈った。この後、船谷さんは船谷文庫の蔵書を読み聞かせをし、児童らを喜ばせた。

 「物だけでなく心もいただいている」と吉村靖校長。船谷さんは「自分の名前の付いたスペースが学校にできるとは思いもしなかった。こちらがお礼を言いたい」と話していた。

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