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弥生時代前期の環濠出土 奈良・橿原

奈良県立医科大の新キャンパス予定地で出土した弥生時代前期の環濠。右後方は畝傍山=奈良県橿原市
奈良県立医科大の新キャンパス予定地で出土した弥生時代前期の環濠。右後方は畝傍山=奈良県橿原市

 奈良県立医科大(橿原市)の新キャンパス予定地で、弥生時代前期(2500~2600年前)の環濠集落の一部と考えられる環濠が確認され、橿原考古学研究所が2日、発表した。県内最古級の環濠とみられる。

 4条の環濠が見つかったのは藤原京時代の貴族の邸宅跡近く。いずれも中心集落を囲んだ全長数百メートル規模の環濠の一部で、南西部分と考えられている。最長の環濠は長さが30メートル台で、幅1・5~3メートル、深さは約1メートルだった。現場からは、弥生時代前期の土器や、稲穂を刈る石包丁の未製品も出土。集落では米が栽培されていたとみられる。

 県内では、四条シナノ遺跡(橿原市)や川西根成柿遺跡(同市、大和高田市)で弥生時代前期の環濠が見つかっているが、今回の環濠はこれらよりもやや古いという。

 唐古・鍵遺跡(田原本町)を研究する藤田三郎・町埋蔵文化財センター長は「県内最古級の環濠集落の一部で、環濠は4条とコンパクトな集落だったと考えられる。大和盆地の米づくりを研究する上でも貴重な資料だ」としている。

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