PR

ライフ ライフ

心を癒やす滋賀 湖北の仏像たち 20日には観音の里ふるさとまつりも

医王寺の十一面観音立像=滋賀県長浜市(渡辺恭晃撮影)
医王寺の十一面観音立像=滋賀県長浜市(渡辺恭晃撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 地域の住民たちが、地元の仏さまを大切に守り続ける“観音の里”、滋賀の湖北地方。今月20日には、一帯の観音堂が一斉に開帳する「観音の里ふるさとまつり」(同実行委主催)が開かれ、11月には5カ寺を回るサンケイツアーズのバスツアーも予定されている。作家の井上靖や随筆家の白洲正子も愛した仏像が、参拝する人の心を癒やしてくれる。(川西健士郎)

数奇な運命の「花嫁」 医王寺・十一面観音立像(重文)

 伏し目がちのやわらかな顔立ちに、小ぶりできりっとした姿が初々しい。井上靖は小説『星と祭』で、「清純な乙女の体がモデルに使われてでもいそうに思われる」と書いている。

 冬は雪に閉ざされる医王寺(滋賀県長浜市木之本町大見)で、約20世帯の集落の人たちが守る。

 “出自”は不明だ。明治20年、医王寺の僧・栄観が長浜市の美術商の店頭で見て買い受け、村人が寄進した現在の観音堂に昭和6年に安置された。

 「観音さんは栄観さんに『つれて帰ってください』といわれたそうです。よくぞ嫁入りしてくださった」と、代表世話人の林正作さん(83)。

 平安時代の作とされ、山岳修験の聖地だった近くの己高山(こだかみやま)でまつられ、明治初期の廃仏毀釈(きしゃく)の折に流出したと推測されている。

紫雲山医王寺 長浜市木之本町大見。拝観料300円(要予約)。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ