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【Dr.國井のSDG考~置き去りにしない社会を目指して(3)】(下)ゲスト・塩崎恭久氏 男が「寿退社」する日本のNGO

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塩崎恭久元厚労相
塩崎恭久元厚労相
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 「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(通称・グローバルファンド、GF)」の戦略・投資・効果局長を務める医師の國井修氏が、誰も置き去りにしない社会について会いたいゲストと対談する企画の3回目は、自民党の塩崎恭久元厚生労働相を招いた。(下)では、民間の力の生かし方、育て方などについて語り合った。

 國井 8月に「世界最強の組織の作り方~GFの挑戦」(ちくま新書)という挑戦的なタイトルの本を出版しました。GFを例として、地球規模課題といわずとも、社会課題の解決には何が必要か、そのために公的組織と民間企業がどのようなことを学び合う必要があり、産学官民が本当の意味での連携、協力を実現するにはどうすればよいかなどを記しました。GFではドナーからいただいたお金にどれだけのリターンがあるかを示します。実際にインパクトも数字で示します。バリュー・フォー・マネー(VFM)という概念も取り入れて、効率を上げるための管理コストの提言やインパクトの最大化、ジェンダーの平等や公正さの追求もします。

 私たちの支援事業による世界や国へのインパクトを第三者に評価してもらい、資金や購入した医薬品などが適正に使われているか、データや情報に不正がないかなど、監査にも徹底して透明性を持たせています。公共性も追求し、活動はすべて無償援助ですが、調達した資金を投資とみなして、そのインパクトとリターンをきちんと示しています。一方、民間セクターには自社の利益だけでなく社会の益になることを一緒にやろうと誘います。公と民と産と学、これらをどうつなげていくかが知恵の出しどころです。

 塩崎 児童福祉の分野もそうですね。ここのところ虐待事件が頻発してますが、防げる虐待死を防いでいないことに厚労省があまり責任を感じていないように見えてさびしいですね。児童福祉法は厚労省所管。自治体の事務でやってはいるけれど、そんなことを言っていたら子供に対して責任が持てない。民間の力も借りて対応することが大事です。

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