PR

ライフ ライフ

【がん電話相談から】Q:リンパ節・骨転移のある前立腺がん 今後の治療は?

 Q それにしても前立腺がんの今後が心配でなりません。次のホルモン療法を行えば、前立腺がんは治るのでしょうか。

 A 最初の診断でリンパ節と骨への転移も指摘されているので、残念ながら完治は望めません。これまでいろいろな薬剤を使ってきましたが、ホルモン療法は根治療法ではなく、前立腺がんの進行をできるだけ抑えていこうという保存的治療です。

 Q 今後、気をつけることはありますか。

 A リンパ節転移によって足のむくみなどが出る可能性があります。また、骨への転移によって、痛みが出てくるかもしれません。そのような症状が出たら、早めに主治医に報告し、症状緩和の治療を受けてください。(構成 大家俊夫)

 回答には、がん研有明病院顧問(泌尿器科)の福井巌医師が当たりました。がん治療の最新情報に詳しいカウンセラーによる「がん電話相談」(協力・がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談内容が本欄やデジタル版に匿名で掲載されることがあります。

 《ミニ解説》

 ■前立腺肥大症は良性だが合併も

 今回の相談者は最初に前立腺肥大症と診断された。前立腺肥大症は前立腺の内腺(移行域~中心域)の細胞が増殖し、腫瘤(しゅりゅう)を形成。これが尿道を圧迫し、排尿障害が生じる。あくまで良性の病気だ。

 前立腺がんの多くは前立腺の外腺(辺縁域)の細胞が、がん化し、早期には自覚症状がでないとされる。「がんが進行すると、やはり尿道を圧迫して排尿障害をきたし、時には血尿も見られます」(福井医師)

 この2つの病気は初期症状が似ているが、「良性と悪性ということも含めてまったく違う病気です。ただ、今回の相談者のように肥大症とがんを合併する人もしばしば見られるので、兆候が出たら、早期に検査することが必要です」と福井医師は助言している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ