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【to Tokyo 変貌する街】お台場 屋形船が織りなす光の海

夜のお台場には屋形船が集まる。撮影した写真を何枚も重ねて一枚に合成すると、〝光の海〟が出現した=東京都港区(比較明合成、松本健吾撮影)
夜のお台場には屋形船が集まる。撮影した写真を何枚も重ねて一枚に合成すると、〝光の海〟が出現した=東京都港区(比較明合成、松本健吾撮影)
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 巨樹がゆっくりと根を延ばしていくように、東京は海を埋めて土地を広げてきた。江戸時代初期から始まった東京港の埋め立ては、この120年間で約5800ヘクタール。世田谷区に匹敵する面積だという。

 お台場は、江戸時代に置かれた砲台島の周りを埋め立てた人工島だ。工事が始まったのは、戦後の高度成長期。東京が前回の五輪(昭和39年)で盛り上がる最中だった。

 しばらくは、空き地が目立ったが、平成になると、レインボーブリッジやフジテレビ、新交通ゆりかもめが完成、今や華やかなウオーターフロントエリアとなった。

 たそがれ時のお台場海浜公園。整備された浜辺をひんやりとした中秋の潮風が吹き抜ける。

1990(平成2)年のお台場(手前)。建設中のレインボーブリッジ(右)や台場跡が見える。対岸の“東京本土”に比べ、まだ建物が少ない
1990(平成2)年のお台場(手前)。建設中のレインボーブリッジ(右)や台場跡が見える。対岸の“東京本土”に比べ、まだ建物が少ない
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 一隻の屋形船が黒々とした波面をすべるようにやってきた。また一隻。そして、次から次へと。やがて狭い港を色とりどりに輝くちょうちんが埋め尽くした。

 写真は約20分間連続で撮影した92枚を「比較明合成」で画像の中の明るい部分を重ねる。屋形船が幾筋も光跡を描いた。

 来夏の東京五輪では、この海でトライアスロンと水泳競技が行われる。まばゆいばかりの明かりにあふれた海は新たな光を放つだろう。(写真報道局 松本健吾)

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